Steering Committee
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遠藤 幸一
国立研究開発法人産業技術総合研究所/電気通信大
半導体デバイス開発、信頼性技術、故障解析技術などの分野で、株式会社東芝および東芝デバイス&ストレージ株式会社においての技術者として従事してきた。その解析力の高さからJMPを信頼性解析やデータ解析において用いており、さらに解析の切り口を探している。
2021年から国立研究開発法人産業技術総合研究所においてSiCデバイスの信頼性評価に関する研究に従事する一方で、電気通信大学等で講義を担当している。 -
廣野 元久
株式会社リコー
1984年に株式会社リコー入社。以来、社内の品質マネジメント・信頼性管理の業務、統計学の啓発普及に従事してきた。
JMPとの出会いは1995年、その質の高さとハンドリングの良さにほれ込み、以来、ヘビーユーザーであり続けている。
その後、組織職として品質本部QM推進室長等を経て,2010年より事業開発のリーダーとして、エコソリューション事業部事業企画室長、スマートファシリティ事業センター所長を経て、2019年よりHC事業本部品質保証・薬事推進室長を歴任し、2023年4月より技術経営センター倫理統括室室長を拝命し、ELSIの啓蒙普及を推進し、倫理審査委員として、研究計画の審査及び支援啓蒙活動を行っている。
リコー以外では、2002年より品質管理学会論文編集委員を拝命し、1999年、2013年には日経品質管理文献賞を受賞(共著)、また、品質管理推進功労賞(2018)、信頼性学会優秀コラム賞(2020)を受賞している。主な専門分野は統計的品質管理及び信頼性工学で、主な著書は「アンスコム的な数値例で学ぶ統計的方法23講」、「目からウロコの統計学」(2017)、「目からウロコの多変量解析」(2019)、「統計的機械学習ことはじめ」(2021)やJMPの解説本等を執筆している。
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濱口 勝重
株式会社村田製作所
村田製作所にて、開発・設計・製造での経験を活かして、SQCの活用推進を担当している。
モノづくりに活かせる統計的思考力、品質改善力を育てることにこだわり、JMPを用いた様々な研修や、業務コンサルティングを企画し、実行している。
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岸本 淳司
九州大学病院 ARO次世代医療センター 副センター長
1989年4月10日、サンフランシスコで開催されたSUGI(SAS User's Group International)に参加、John SallによるJMP発表に立ち会う。以来数十年のJMPファン。1996年、慶應義塾大学SFCにおいて統計学の授業を担当することになった際、ちょうど同年2月にJMP-IN(JMPの学生版)が発表されたことを受け、そのテキスト(JMP Start Statistics)を教科書に採用。聴講するすべての学生のPCにJMP-INをインストールさせ、ハンズオンスタイルによる授業を始めた。2006年に九州大学医学部に赴任。JMPをサイト導入し、学部・大学院の生物統計の授業に活用している。また研究者からの生物統計コンサルテーションに対しても、相談者が自分でJMPを使って自力で解析させるスタイルを通している。
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三井 正
SatinDesign DOEコンサルタント
統計的問題解決コンサルタント兼JMPトレーナーとして、実験計画をはじめとした技術系のデータ分析全般を技術者に指導している。株式会社東芝の半導体研究開発部門で画像処理や計測技術に従事した経験を生かし、工程管理や信頼性技術などの計測データを有効に活用するためのの統計手法を問題解決に取り入れている。技術活動と並行して、イノベーション推進部でセミナー講師として東芝グループでのデータサイエンス普及にも注力した。その経験を踏まえ、統計およびデータサイエンス教育へと活動の場を広げ、2020年からフリーランスとして、より広範囲な技術分野に業務展開している。著書に『JMPではじめる統計的問題解決入門』『JMPではじめるデータサイエンス』『統計学のやさしい授業』(ともにオーム社)がある。
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高橋 武則
慶應義塾大学 客員教授
長年に亘りQM(Quality Management:質経営)、QMにおける統計学の活用および設計論の研究を行ってきた。21世紀に入ってからは、新しい設計パラダイムである超設計(Hyper Design)を提案するとともに、そのためのHOPE理論の開発を行っている。そして、それを強力に支援するソフトであるHOPE-Add-inをSAS社との共同開発で10年以上に亘り進めてきた。超設計はパラダイムであり、それを可能にするものがHOPE理論であり、そして実際に設計を行う際の強力な支援ツールがHOPE-Add-in for JMPである。これら三者が一体となって新しいタイプの設計アプローチを可能にしている。著者は上記の研究と同時に、東京理科大学と慶應義塾大学において助教授・教授としてQMやQMにおける統計学の活用および設計論の講義とともに模擬体験教育を30年以上実施してきた。その間、Yale Universityはじめ筑波大学、青山学院大学ほか多数の大学・大学院でも非常勤講師として講義とともに模擬体験教育を実施してきた。同じ時期に、多数の企業やJICA(日本国際協力事業団)・UNIDO(国連工業開発機構)の依頼により模擬体験教育を実践的に実施してきた。以上の経緯の中で開発した教育理論と多数回実施した教育の成果を学会発表、論文、著書で公表している。